2016-06-21 読了「空飛ぶタイヤ(池井戸潤)」 三菱自動車工業のリコール隠しを題材にして、事故を起こした中小企業、脱輪をした財閥系自動車製造会社、自動車会社のグループ銀行などを描いたフィクション。 三菱銀行に勤務していた著者ということもあってか、大企業内の政治力、銀行と企業の関係などは読んでいて生々しく感じた。 自分を小説の中の登場人物に投射させ、企業という組織での生き方・企業の社会倫理を考えさせられた。